「きっさこ和束」の建物は市民が残したい″京都を彩る建物や庭園”のリストにも載っている築100年の京町家です。

明治の終わり頃に建てられたものを昭和の初めに北側半分を総二階に改修したと考えられます。外観は格子と犬矢来があり家の中には通り庭、井戸、坪庭、火袋が残る貴重な京町家です。平成28年にカフェとしてリノベーションしたときに地下室とユニークな扉を見つけました。地下室が造られたのは昭和の初めと思われますがコンクリートで仕上げられており時代と共に防空壕としても使われていたと考えられます。今回その地下室を見学してもらえるように改修しました。ユニークな扉も見学できます。見学は要予約「きっさこ和束」にお問い合わせください。

☎️075-741-6377

表玄関
表玄関

鍾馗さん 小屋根に飾られている魔除けの神様です。

出格子 窓から外へ張り出して作ってある格子。

通り庭 玄関から奥まで連続する土間の空間です。

犬矢来  雨の跳ね返りから壁を守ります。

坪庭 薄暗い町家に光と風が取り込まれます。


地下室の入り口
地下室の入り口
滅多に見ることが出来ない井戸の中も見られます。
滅多に見ることが出来ない井戸の中も見られます。